こんにちは

 

じめじめした梅雨の時期って困るものが多いですよね。

 洗濯物は生乾きで臭くなるし、靴は濡れたまんまだし…

 

そして、そして梅雨の時期は料理の持ちが気になります。

 

ちょっと食べ忘れたり時間がたってしまうと、

弁当から何とも言えない臭いがしてくるんですよね。

 

私は作って一晩おいたカレーから酸っぱい臭いがしてきたり…

梅雨の時期って全然作り置きができないんですよね。

 

 なんで梅雨の時期って料理がすぐに傷んでしまうのでしょうか。

 

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梅雨の時期ってなんで食べ物が傷みやすいの?

梅雨の時期に食べ物の持ちが悪くなって腐りやすくなるのは

梅雨の時期には細菌やウィルスが繁殖しやすく、体の抵抗力が落ちやすいからなんです。

 

 

梅雨の時期は「高温多湿」です。

食中毒を引き起こす細菌の多くは20℃を超えると活発になり始め、

人の体温で最も増殖するスピードが速くなります。

 

そして細菌はじめっとした湿気をよく好むため、

湿度が高くなる梅雨の時期には細菌がたくさん増殖します。

 

そして梅雨の時期には抵抗力が落ちるのも原因の一つです。

梅雨の時期になると体調不良になる人が多く、本来なら殺菌されてしまう菌が

殺菌されずに食中毒にまで発展するケースが多いです。

 

食中毒の原因になる細菌の種類と原因、症状

 

食中毒はもともと件数の多いカンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオの他に、

梅雨の時期にはブドウ球菌、ウェルシュ菌による食中毒が増えます。

 

・カンピロバクター

食中毒の中で一番多く件数が報告されているのがカンピロバクターです。

牛や鶏、豚の腸内に生息していて、これらの食肉の加熱が不十分(特に鶏肉、レバー)だと

食べたときに感染します。

 

カンピロバクターは潜伏期間が長く、平均2~3日程度で発症するケースが多いです。

症状には発熱、頭痛、吐き気、腹痛、下痢があり、安静にしていれば2~5日程度で回復します。

 

・サルモネラ

サルモネラは牛、豚や鶏の食肉、卵、マヨネーズ、洋生菓子などが主な原因です。

サルモネラは乾燥、冷凍に強いため、調理器具や容器に付着した菌が

手を介して他の食品を汚染することもあります。

 

潜伏期間は8~48時間で症状は高熱、急性胃腸炎で

嘔吐、下痢の回数が多いのが特徴。

 

サルモネラによる急性胃腸炎は下痢が一日に数回から十数回起こるため、

脱水症状にも気を付ける必要があります。

 

・腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは、魚や貝などの海産物が原因食品です。

塩分が3%程度の時に増殖しやすく、真水に弱いのが特徴です。

 

 潜伏期間は12時間前後で主な症状は激しい腹痛と下痢があります。

 

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌は食肉・魚介類・野菜を使用した加熱調理食品、

大量調理されたカレー、弁当、スープなどが原因です。

 

ウェルシュ菌は熱に強く、通常の加熱では殺菌できません。

家庭での発生は少なく、学校給食、仕出し弁当が原因で起こることがあります。

 

潜伏期間は8時間~12時間程度で症状には腹痛、下痢、嘔吐があります。

 

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌はおにぎり、弁当、調理パン、菓子類が原因食品にあります。

 

黄色ブドウ球菌はもともと人や動物の皮膚にいますが、

この菌が食品の中で増殖すると毒素を出します。

 

潜伏期間は30分~6時間、症状は 微熱、強い吐き気の後に

腹痛、下痢と続くことが多いです。

 

黄色ブドウ球菌は症状は長くは続かず、1日~2日で回復します。

 

梅雨の時期の料理の持ちはどれくらい?保存方法は?

 

梅雨の時期には必要以上に料理を作りすぎないのがポイントです。 

 

梅雨の時期の残り物で皆の箸でつついたものは、

1晩も常温で置いたままにしておくと食べれなくなってしまいます。

 

皆で大皿を箸でつついているという家庭は取り分けるか、

皿ごとに取り分けるための箸を用意するようにしましょう。

 

あと基本的に食べ残ったり、作りすぎてしまったものは、

常温で置いておくのはやめましょう。

 

どの食材も冷蔵庫に入れ忘れて常温で放置してしまったものは

もったいないですが捨てるのが得策です。

 

あと一般家庭でよくやってしまうのが、カレーの常温保存。

 

カレーを常温で放置するとカレーの中は温かい状態なので、菌の温床になりやすく、

梅雨の時期にはカレーは常温保存で1日も持たないことが多いです。

 

保存するときはかき混ぜてある程度冷ました後に、

タッパーに入れて冷蔵保存しましょう。

 

傷んだ食べ物を食べて下痢を起こしたら? 

 

もしも傷んだ食べ物を食べてしまって食中毒になったときは、

安静にしておくことで症状は和らいでいきます。

 

下痢の症状は細菌を体の外に出そうとする働きです。

下痢止めを服用すると細菌をお腹の中にとどめてしまうので、

回復が遅くなることもあります。

 

下痢の場合は我慢せずに全部出すようにしてください。

下痢やおう吐など体から水分がたくさん出て行ってしまうので、

脱水症状にいならないようにお水やお茶、スポーツドリンクを

こまめに取るようにしましょう。

 

激しい腹痛、高熱、嘔吐が続く場合は

病院で受診してもらうのが一番安心です。

 

特に高齢者の方の場合、少量でも食中毒になるケースが多く、

胃腸炎が悪化して長引いたり、症状が重くなる場合が多いです。

 

高齢者の方が食中毒にかかった場合は早急に病院に連れて行ってあげましょう。

 

梅雨の時期に食中毒を予防するポイントは?

 

 梅雨の時期には弁当や料理をする際には他のシーズン以上に

食中毒には気を付けましょう。

 

食中毒を予防するときのポイントやお弁当の作り方は別のページにまとめておきました。

梅雨の時期の食中毒を予防するポイントは?傷まない弁当の作り方!