こんにちは

 

うつになったりすると病院で処方される精神安定剤。

 

パニック症候群の方などが、心を落ち着かせるために

精神安定剤をもらっている人もいると思いますが、

精神安定剤には副作用も当然存在します。

 

仕事を終えた今日の自分に「お疲れ様」とねぎらって、

お酒を飲むことを日課にしていた人。

 

夜になると襲ってくる寂しさや不安を紛らわせたり、

気晴らしのためや、夜眠れないのを何とかしようとして、お酒の力を借りて寝てる人。

 

心が不安定な時というのは、どうしてもお酒の力を借りたくなることがあります。

 

精神安定剤の副作用やお酒との併用はどうなんでしょうか?

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精神安定剤の副作用

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主に精神安定剤に使われている

ベンゾジアゼピン系精神安定剤(ユーロジン、メイラックス、デパス、ソラナックス)

の副作用について話をしていきたいと思います。

 

・眠気

ベンゾジアゼピン系の精神安定剤は睡眠導入剤としても

使われています。

 

睡眠導入剤ではなく精神安定剤として普段の生活で服用する時は、

酒気帯び運転と同様に危険です。

 

・健忘症などの記憶障害

精神安定剤を長期にわたって服用していると、

だるさや頭がボーっとすることが多くなります

 

ひどくなると、集中力が弱まって、頭がうまく働かずに、

日常生活の中でふと物忘れがひどくなってきます。

 

・薬物耐性による服用量の増加

ベンゾジアゼピン系の精神安定剤は長期使用によって、

体に耐性が出来てしまい、徐々に聞かなくなってきます。

 

一般的には長期使用には向かず、1ヶ月程度の服用に

とどめたほうがいいとも言われています。

 

こちらでは精神安定剤などの薬の依存について動画で説明しています。

ベンゾジアゼピン依存-やめられない恐怖

 

”心の病”の薬に何が 向精神薬 乱用の実態

 

・リバウンド

急に服用をやめてしまうと不眠や吐き気、

イライラなどの症状が服用前よりも強くなってしまいます。

 

なので、使用をやめる時は、

徐々に減量するいくことが必要になります。

 

・食欲増進

精神安定剤はドーパミンやセロトニンの分泌を抑えるために、

満腹中枢が刺激されず、満腹感を感じにくくなります。

そのために、過食になって太るという人が多いのです。

 

更に精神安定剤を飲む前に食欲不振だったりすると、

体がエネルギーを蓄えようとするため、食べる量が増えると、

体重の増加につながってしまいます。

 

 

精神安定剤は普通は医師の診断のもとで処方されます。

急に良くなり始めたからといって、服用をやめてしまうとリバウンドしてしまうので

よく無いですし、長期にわたって服用し続けるのもよくありません。

 

かかりつけ医師と話した過ごし方をできるだけ守って生活するようにしましょう。

 

精神安定剤とお酒の併用

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確かに適量のお酒は心身の緊張を和らげ、

ストレス発散に効果的と言われていますし、

またこのストレス発散効果が、ストレスが原因で起こる病気の予防に

なっている場合もあります。

 

それなら、精神安定剤とお酒を一緒に飲んでも

いいのかというと、そうではありません。

 

精神安定剤とお酒などのアルコールを一緒に摂ると

次のようなデメリットがあります。

 

・精神安定剤の効果が高まる

デパスなどの精神安定剤とアルコールは同じ中枢神経系に作用するため、

効果が強くなることがあるかもしれません。

 

しかし、同時に

もうろう・ろれつが回らない・健忘症・眠気等

精神安定剤による副作用も倍増してしまうため、

基本的に精神安定剤や睡眠薬などの向精神薬とアルコール

の併用は禁止されています。

 

・精神安定剤の効果が薄れてくる

お酒と一緒に使用していると薬の効果が薄れてくるのが早く

服用する薬の量がどんどん増えていってし次のように

依存につながってしまいます。

 

 

・依存になりやすい

精神安定剤の効果が薄れてくると服用する薬の量も増えてくるため、

種類や量によっては依存症になる恐れがあります。

 

いくらデメリットがあると言っても、

すぐに禁酒は難しいと思います。

 

どうしてもお酒を飲むという場合には、

お腹の中で薬とお酒が一緒にならないように、

最低でも2時間は時間を開けてから飲むようにしましょう。