こんにちは
皆さん「流行性耳下腺炎(じかせんえん)」て知っていますか?
いわゆるおたふくかぜですね。
実はこの耳下腺炎は大人がなると、
大変な思いをすることになる病気のようです。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の原因は?
一般的に耳下腺炎は3歳から9歳の子供に多い病気で、
ムンプスウイルスと呼ばれるウィルス性の病気です。
症状の発祥直後は感染力が強いウィルスで
主な感染経路は患者からの飛沫感染によるもの。
接触、唾液による感染も多いです。
感染は通年起こりますが、
冬から春先にかけての感染が特に多くなります。
症状は?
潜伏期間は2~3週間(大体18日)で、ムンプウィルスは口や鼻から体内に入り、
耳下腺、顎下腺、唾液腺で増殖するため、
発症すると顔がおたふくみたいな顔になります。
また生涯免疫ができるので、
1度おたふくかぜにかかると2度目に感染することはほとんどありません。
発症を見分ける手段として
耳の下、頬の後ろ側、あごの下辺りの腫れと高熱が顕著に表れます。
他にも風邪のような鼻水や咳も起こり、
次のような合併症をいくつか発症するケースが多いです。
特に注意したいのは大人の方。
おたふくかぜは大人が感染すると、
合併症が併発する可能性が高まります。
・髄膜炎
20人に1人当たりの割合で起こり、
激しい頭痛や嘔吐などの症状が始まります。
重くなると昏睡・けいれんが起こり入院しなければならないケースもあります。
・難聴
難聴になることは稀ですが、片側が聞こえづらい聞こえないなどの症状が、
顔の腫れが引くまで起こります。
・膵炎
軽い症状の場合が多いですが、
重症は稀で腹部の圧迫感や痛み、吐き気を催します。
・睾丸炎
思春期以降になると発症する場合があります。
炎症による無精子症はきにするひつようはありません。
大抵の場合片方の睾丸に痛みと腫れが起こります。
人によっては何倍にも膨れ上がるなんてことも。
・卵巣炎
下腹部に痛みが出て、たいていは子宮の片側で起こります。
おたふくかぜが原因で不妊になることはほぼありません。
ただ女性は妊娠初期にかかると流産の可能性が出てくるので、
注意が必要になります。
おたふくかぜになった場合、
症状を和らげる薬しか今のところありません。
腫れた箇所は念入りに冷やしたり、痛み止めを飲む程度しかできないので、
おたふくかぜになっていないという人は予防接種をうけておきましょう。
ただ顔の耳下腺の辺りが腫れて熱が出たと思ったらすぐに病院に行きましょう。
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