こんにちは
妊娠中の花粉症に薬を使うと「子供に万が一がないように我慢しなくては。」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
慎重になるお気持ちも分かりますが、実際に花粉症の症状がひどくて辛いのも事実。
そんな時でも使える花粉症のお薬があれば…
という人のために、今日は妊娠中の花粉症の方に必見の情報を
お伝えしていきたいと思います。
妊娠中の花粉症は悪化しやすい
妊娠中では身体のホルモンのバランスが崩れるため、
症状が悪化する人や、花粉症にかかる人が多くなります。
ただでさえ妊娠中は情緒不安定になりやすいのに、花粉症の症状が
プラスされたらたまったもんじゃないですね。
妊娠中に薬を使うことを我慢しすぎると、逆に妊婦さんのストレスの原因に
なりかねないので、妊婦中でも使える薬で対策をしていく必要があります。
中には花粉症の症状がひどくなり、くしゃみをたくさんしていると、
子宮に圧力がかかり、早産や流産が恐いと思っている方もいるようです。
くしゃみで流産や早産が起こることはまずないので
心配しなくても大丈夫です(^^)
妊娠中の花粉症にどんな薬が使えるの?
点鼻薬や点眼薬は局所的に使うため、体に吸収される量は非常に少なく、
妊娠中であっても使用することが出来ます。
内服薬の使用は「鼻アレルギー診療ガイドライン2013」によると
妊娠5ヶ月までは避けたほうがいいとなっています。
「鼻アレルギー診療ガイドライン2013」では原則5ヶ月と書いてありますが、
実際には妊娠初期であっても、医師の判断によっては
抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤のような内服薬を処方してもらえる場合があります。
点鼻薬や点眼薬で症状が収まらない場合は医療機関に行くようにしましょう。
妊娠初期を過ぎれば次のような薬を必要に応じて飲むことが出来ます。
・抗ヒスタミン剤
アレグラ、アレロック、アレジオン、クラリチン、ジルテック
・抗アレルギー剤
ポララミン、タベジール、ペリアクチン、レスタミン
あくまで妊娠中の薬の使用に規制がかかっているのは、前例がないだけで、
(妊婦さんで実験は出来ないですよね。)実際に産婦人科に務めている人によると、
妊娠している時に服用したとしても、中絶を考慮するほどの危険性はないそうです。
とはいってもなんでも自己判断で決めつけることは良くないです。
悩んだときは専門家のお医者さんから意見をもらうようにしてくださいね。
妊娠中でも出来る簡単な対策方法は?
いくらリスクが少ないといってもできるだけ薬は使わず安心したいのが本音ですよね。
妊娠中にお母さんが花粉を吸い込む量は、胎児への
アレルギー体質にも関わってくるようです。
大切なのは体に花粉が侵入しないように花粉を近づけないこと。
普段の生活の中のちょっとしたことに気を使うだけで、
花粉症がひどくなるのを防ぐことが出来ます。
外出時
・マスクやメガネの着用
花粉症がひどい人には使っている人が多いと思います。
マスクやメガネを使うだけで眼や口から入る花粉の量を
1/3以下に抑えることが出来ます。
・花粉がつかないような服装
ウールや毛織物などは花粉がつきやすいです。
綿、ポリエステルなど花粉が付きにくい衣類を選びましょう。
花粉は頭にも付着しやすいので帽子をかぶることも有効です。
帰宅時
・服や髪をよく払ってから家に入る
花粉を家に入れないよう、家の中に入る前に一度、
衣服や髪の毛の花粉を払いましょう。
自分だけでなく家族の人にも協力してもらうとより良いですね。
・手洗い、うがい、洗顔
口や鼻に近い顔や触れる機会の多い手に花粉を付けたままにしておくのは、
花粉に体の中に入ってくださいと言っているようなもの。
手洗いだけでなく洗顔するようにしましょう。
また喉にも花粉は付着しているのでうがいをして除去しましょう。
家にいるとき
・こまめに掃除する
中に入る時に払い落としたとしても、
衣類や髪の毛についた花粉が全て落とせるわけではありません。
換気時している時に花粉はいることもあるので、
こまめに掃除をして花粉を減らしましょう。
・衣類や布団を外で干さない
部屋干しの匂いなどが気になってしまう人がいると思いますが、
外で干すと繊維に花粉が付いてしまいます。
できるだけ花粉情報をチェックして、花粉の少ない日に干したり、
除湿機を置いて早く乾かすなど工夫をしましょう。
元気な赤ちゃんが生まれてきてくれるように、
お母さんも元気に花粉症シーズンを乗り切りましょう!
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