こんにちは

以前の記事ではオリンピック開催に伴うメリットを記事にさせてもらいました。

ただメリットだけなのかと思いますよね。

 

そこで今回はオリンピック開催地になった時の

デメリットも知っておいてほしいと思います。

 

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デメリットとは?

 

まず資金面としてテロ対策や警備にかかる費用、施設の建設費など、

たくさんのお金がかかります。

 

そしてオリンピックに多大な労力と資金をかけたにもかかわらず、

開催した結果、思ったよりも経済効果も得られず、

大きな赤字を背負うことが考えられます。

 

過去の例では1976年のモントリオール五輪では

大赤字になり、その借金を返すのに30年もかかりました。

 

2004年のギリシャのアテネ五輪では、行政がしっかりしていなかったこともあって、

たくさんの経費をかけたにもかかわらず、十分な回収ができず、

ギリシャの財政破綻のきっかけにもなりました。

 

そして日本でも2002の冬のオリンピックではこんなことがありました。

長野オリンピック負の遺産

2002の冬のオリンピックの会場になった長野県では、

五輪予算に絡み、莫大な額の使途不明金が発覚し、

施設整備に多額の資金が必要になるため2002年には県債が1兆6000億にもなりました。

 

更に毎年施設の維持費に100億もかかるため、財政再建にとても大きな労力を割くことになり

大型公共事業の凍結大幅なリストラなどが行われました。

 

今でこそなんとか長野県は大きな危機を抜け出すことが出来ましたが、

開催地になることがマイナスの印象を持つ人も多いです。

 

開催地にならないほうがいいのか?

 

オリンピックの開催地になった時、開催前の1964年の時のオリンピック景気

のような景気回復につながるかもしれませんが

ギリシャやカナダのような負の遺産につながる危険性も十分に考えられます。

 

今のところ世論でも明らかなように

国民の支持は他国に比べて低いです。

 

私はすでに先進国の日本がこんなリスクを負ってまで

開催地になる必要はあるのか少し疑問に感じます。