こんにちは
秋から春先にかけて多く見られる、
「マイコプラズマ肺炎」。
ただの咳がでるから風邪かなと思っていたら、
どんどんひどくなって病院に行ったら「マイコプラズマ」なんてことも。
子供がかかりやすい病気でもあるマイコプラズマ肺炎の症状には、
どんなものがあるのでしょうか?
マイコプラズマ肺炎について
マイコプラズマ肺炎のマイコプラズマとは
微生物の名前で普通の細菌やウィルスと違って細胞壁がありません。
細胞壁がないと従来の抗生物質が効かないので、
別タイプの抗生物質を処方するのですが、
最近はマイコプラズマ用の抗生物質の耐性細菌も見つかっています。
感染経路は主に学校や会社で、集団生活をしている時に
痰や唾液、咳による飛沫感染がほとんどだと考えられています。
マイコプラズマは感染力が強くないので、
主に子供や高齢者に感染します。
中でも5~10歳の子供がかかりやすく、子どもが感染した場合は、
症状が悪化しやすく再発の危険性があります。
マイコプラズマの症状
マイコプラズマの潜伏期間は2~3週間。
初期症状は咳や軽い熱、倦怠感を感じ、非常に風邪に症状が似ています。
そしてこの潜伏期間の間に2次感染を引き起こす恐れがあります。
発症後は主に乾いた咳で咳をするごとに胸に強い痛みを感じたり、
場合によっては高い熱が出ます。
夜間や早朝になると発作のように咳が強くなるのが特徴で、
肺炎のわりには普段の生活に支障が出ない程度に元気でいる人が多く
そのために診断されることが遅れることがあります。
せきが出るけど元気だしまぁいっか、なんて考えていたら、
どんどん肺炎が進行しているなんてこともあるので気をつけたほうがいいでしょう。
マイコプラズマ肺炎は合併症が起きやすく、
中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、溶血性貧血、
膵炎、心筋炎、関節炎がおこります。
完治の目安は?
熱などの生活に支障をきたす症状は1週間程度で治りますが、
咳は1ヶ月続くこともあります。
回復期の子供の場合は再発することも考えられます。
病院でマイコプラズマと診断されてから完治するまでに、
2~3週間の投薬が必要なこともあります。
普段より長めに内服したり体調に気を使うようにしましょう。
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