こんにちは

 

乳幼児突然死症候群(にゅうようじとつぜんししょうこうぐん:以下SIDS)

という言葉を耳にしたことがありますか?

 

SIDSは健康状態からは特定できず、

赤ちゃんが寝ている間になんの予兆もなく死んでしまう疾患です

 

生まれてから2ヶ月から6ヶ月と、これからいろいろなことを学び、

大人への階段を登ろうとしている子供が、

なぜこんな目に合わなければいけないのでしょうか?

 

この疾患は正しくは解明されてはいないですが、

できるだけ現状でわかっている情報、予防法などを紹介していこうと思います。

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乳幼児突然死症候群にはどんな前兆があるの?

SIDSは事故や窒息ではなく、眠っている間に突然起こってしまい、

残念ながら前兆はありません

 

その代わりに疾患に掛かる赤ちゃんや状況の傾向には、

以下のようなものがあります。

  • 睡眠中
  • 生後1歳未満
  • うつぶせ寝
  • 夏より冬など寒い時期
  • 室温が高い
  • 衣類の着せ過ぎ
  • 体の弱い子に多い

 

現在言われているのは、冬などの室温が高い場所や寒い時期に

帽子や靴下など着せすぎることによって、汗や熱が服の中でこもり、

赤ちゃんの体温が上昇することが原因だと言われています。

 

服の着過ぎで温度調節ができなくなると自律神経がうまく働くなります。

赤ちゃんは体温をあげないように眠りから覚めにくくなり、

体を動かさないようにと筋肉が弛緩します。

 

さらに大人はそれをぐっすり眠ってくれたと勘違いしてしまうんですね。

そして赤ちゃんは十分に体が発達していないので、

服を脱げなかったり、寝返りをうったりと身動きが取れません。

 

さらに筋弛緩によって無呼吸症候群のような状況になってしまい、

SIDSになってしまうと考えられています。

 

筋弛緩して寝ている時に、うつ伏せになると赤ちゃんの呼吸が浅く、

肺の中の酸素濃度が低下して、SIDSにかかりやすくなると考えられています。

 

SIDSを予防するには?

未然に防ぐためにはやはり上記のように

疾患にかかリやすい状況を作らないようにすることが大切です。

 

・うつ伏せにしないこと

・服を着せすぎないようにすること

という点には気をつけましょう。

 

添い寝してあげれば周りの環境が異常でないか

確かめることができますね。

 

ストーブの側やホットカーペットの上に寝せるのも、

あまり赤ちゃんにはいいとはいえません。

 

そしてタバコは避けること

両親とも吸っている場合SIDSの発生の確率が

4.7倍も高くなるという結果も出ています。

 

喫煙、受動喫煙によってお腹の中にいる時、

赤ちゃんの体重が増えにくく体の弱い子になりやすく、

十分に発達していない赤ちゃんにとっては呼吸機能に影響を与えます。

 

これからすくすく育って欲しいのに、生後1歳にもならずに

亡くなってしまうのは親御さんも不甲斐ないでしょう。

そういったことを未然に防ぐためにも気をつけて子育てしてくださいね。