こんにちは

 

統合失調症という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

統合失調症はあることがきっかけで、

脳や神経に異常が出て妄想や幻覚症状が発症します。

 

重くなると感情の起伏がなくなり引きこもりがちになったり、

自分が自分であるという感覚、認識力がなくなってしまう怖い病気です。

 

しかもこの病気、私なんて関係ないと思う人がいるかもしれませんが、

実は100人強に1人がかかる頻度の高い病気でもあります。

 

他人ごとではないですね。

しかもストレス社会に生きている私達とは切っても切れない関係にあるのです。

 

というのも統合失調症の原因というのは、

ストレスや遺伝が関係していると言われているからです。

 

統合失調症は「心の病」だと考えられているので、

自閉症などの発達障害のように診断が難しく、

発見が遅れてしまうケースも少なくありません。

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統合失調症の原因

 

統合失調症が発症するのは以下のことが関係していると考えられています。

 

・ストレス

ストレスにかかりやすい人ほど統合失調症にかかりやすい

と言われています。

 

統合失調症になるのは

ストレスに強いのか弱いのかといった素因が3分の2、

ストレスを抱える原因になる仕事場、学校のような環境の影響が、

3分の1だと言われています。

 

そして統合失調症が再発するのもストレスが影響しています。

 

・年、年齢

発症のピークは男性では15~24歳,女性では25~34歳となっています。

 

女性は閉経期に一度統合失調症のピークが訪れますが、

主に思春期や青年期に発症しています。

 

思春期・青年期は体だけではなく心が発達して、

子供から大人へ成長する時期でストレスに敏感な時期です。

 

発達課題を乗り越える際にストレスに耐えられず、

統合失調症となるケースが多いのです。

 

・環境

進学・就職・独立・結婚など、人生で大きな出来事や変化に、

うまく順応することができず、ストレスを抱えてしまい、

引きこもりや無気力状態になり発症というケースも多くあります。

 

失恋、離婚、身内の死など、当人にとって重要な出来事で

「受け入れられない事を受け入れなければならない」状態になると

精神的苦痛や強いストレスを感じて発症するようです。

 

・遺伝

統合失調症には遺伝が関係していると考えられています。

自分と血のつながっている人が統合失調症という人は、

他の人よりもこの病気にかかりやすいです。

 

遺伝だけで統合失調症になるわけではなく、

環境によってストレスを抱え込むことになり、

精神疾患を患うと考えられています。

 

病気が遺伝するのではなく、

ストレスに弱いなどの病気のかかりやすさが遺伝するというような

解釈が正しいでしょう。

 

最後に

 

もし自分の血縁者が統合失調症だったり、

ストレスには強くない体質だとしても、

 

  • 過剰なストレスを避けること
  • ストレスをためすぎず発散できる場所を見つけておくこと
  • 生活リズムを整えることでストレスのない生活をおくること

これらに気をつけることで予防することが出来ます。

 

あまり悩み事を抱えすぎるのではなく、

時には自分の楽しいと思うことをするのも、心の健康にはとても大切なのです。