こんにちは
2013年から中国の大気汚染の影響でpm2.5や大気汚染に関する話題についてよく聞くようになりましたね。
中国では実際に大気汚染が原因とみられる死亡事故などもあり大気汚染ニュースが流れている頃なんて
千葉のとある駅でマスクしている人と待ち合わせしていたらしき友達が
「なんでマスクしているの?」と聞くと
「大気汚染ヤバイじゃん!pm2.5だよ!」
というような会話をしている人がいたのを憶えています。
そして毎年やってくる花粉症。
実は花粉症の人には悪いニュースがありましてpm2.5と花粉が同時に存在すると花粉症などのアレルギー反応が悪化するそうですね。
そこで注目されている「N95マスク」について触れてみましょう。
N95マスクとは?
N95マスクは 米国労働安全衛生研究所(NIOSH)によって決められた基準を満たしたマスクのことを指します。
「N95 」には「N」→耐油性のない無い、「95」→0.3μm以上の粒子を 95% 以上捕集できると言った意味があり
N95マスクは異物を体内に吸入させないためのマスクとして用いられています。
普段良く見かける「サージカルマスク」との違いですが
サージカルマスクには異物を吸入しないようにするという目的もありますが
実は画像のようにつけている人の咳などからの飛沫、拡散をさせないといった意味合いが強いです。
サージカルマスクは密着性も低くpm2.5などの小さい物質はマスクをすり抜けてしまいます。
N95マスクの他にも吸引防止のためのマスクには日本が規格を定めた「DS2マスク」(0.06μm以上0.1μm以下の試験粒子捕集効率95%以上)というものがあります。
pm2.5には使えるの?
循環器系疾患リスクを高めると言われているpm2.5は粒径は2.5μm以下の物質のことをさします。
N95マスクを正しく着用した場合のpm2.5の吸引防止の効果は高いですが
pm2.5はマスクを着用する際には顔の大きさに合ったものでないと鼻やあご付近から空気がもれてしまい十分な効果は期待できません。
また空気漏れがない分息苦しく感じてしまう場合があります。
免疫や抵抗の弱い呼吸器の疾患がある人や子供、高齢者の方は健康被害のリスクが大きいためよりマスクを着用する効果はあると考えられます。
PM2.5による健康被害の症状とは?中国からの被害は大丈夫?
花粉症や大気汚染も気になるけど…
冒頭で軽く触れましたが黄砂やディーゼル排気、pm2.5と花粉症が混在すると花粉症やアレルギー反応が悪化すると言われています。
花粉(約30μm)にpm2.5がくっつくと花粉は湿気などの影響で収縮し最終的には爆発して1μm程度のより小さな粒子(約pm1.0)になります。
すると今までよりも小さな粒子なので肺にたまったり呼吸器の疾患のリスクが高くなるからという説
「3M 間違いだらけのマスクの知識」より
もう一つは
pm2.5が鼻に入った場合には
粘膜がダメージを受ける、抗体が多く作られる、好酸球により炎症反応が悪化する
と言った理由からアレルギー症状の悪化が指摘されています。
「国立環境研究所 ディーゼル排気による微小粒子状物質曝露がアレルギーと呼吸・循環機能に及ぼす影響」より
そのため花粉症がひどくなるシーズンにはN95 マスクの着用がすすめられています。
花粉の時期が来てからでは遅いのでシーズンを把握しておくことも花粉症対策には大切になるでしょう。
また大気汚染による健康被害の場合ですが
もし大気汚染の原因がpm2.5のような粒子状の物質であれば効き目はありますが
N95マスクやDS2マスクを着用していても大気汚染の原因物質が気体状の物質だと通り抜けてしまいます。
とはいえ有害物質が気体だとガスマスクを使わないとどうしようもないのでその点は考慮する必要はないでしょう。
コメントを残す